旧岩崎邸庭園

世界と交わり、質実を刻む。

和洋の美が並び立つ、

共存のトポスへ。

旧岩崎邸庭園

都会の喧騒を抜け、一歩足を踏み入れれば、そこは130年前の「社交の最前線」。
ゲストを丁重に迎えるための華やかな洋館と、家族と質実に暮らすための和の情緒が響き合うこの場所は、単なる歴史の遺構ではありません。
役割を全うしようとする主人の一途な姿勢と、飾らない素顔。
邸宅に息づく誠実な歩みに触れるうちに、いつの間にか凝り固まった日常の視点がほどけていく。
今の自分を見つめ直し、明日を丁寧に整えたくなる、上質な散策体験がここから始まります。

都会の喧騒を抜け、一歩足を踏み入れれば、そこは130年前の「社交の最前線」。ゲストを丁重に迎えるための華やかな洋館と、家族と質実に暮らすための和の情緒が響き合うこの場所は、単なる歴史の遺構ではありません。役割を全うしようとする主人の一途な姿勢と、飾らない素顔。邸宅に息づく誠実な歩みに触れるうちに、いつの間にか凝り固まった日常の視点がほどけていく。今の自分を見つめ直し、明日を丁寧に整えたくなる、上質な散策体験がここから始まります。

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トキメクもの

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視覚と感性を揺さぶる、

意匠のディテール。

  • 天然色のステンドグラス
    Naturally colored stained glass

    季節を映す「天然色のステンドグラス」

    内側から入り口を振り返ると、そこには季節が描き出す「生きた絵画」が。初夏は眩い新緑、秋は黄金色の大銀杏が、ガラスを透かして足元を鮮やかに彩ります。洋館の正面をあえて非対称(アシンメトリー)に設計し、入り口を右寄りに配した構造。それは、最も美しい四季の移ろいを室内に取り込むための、設計者ジョサイア・コンドルの緻密な計算だったのかもしれません。

  • 金唐革紙
    Kinkarakawashi

    五感を刺激する「金唐革紙」

    金箔を贅沢に使い、立体的に打ち出された「金唐革紙(きんからかわし)」。熟練の手仕事が生み出す奥行きのある色彩と繊細な煌めきは、当時の「本物」だけが放つ圧倒的な熱量を感じさせます。また、部屋ごとに異なる意匠の壁紙が施されているのもこの邸宅の魅力。それぞれの空間が持つ個性に触れながら、自分だけのお気に入りを見つける楽しみが広がります。

  • 菱の紋
    Water chestnut symbol

    和館に潜む「菱の紋」

    実は和館のあちこちに、岩崎家の家紋で三菱マークの起源ともなった「重ね三階菱」を基調とした意匠が使われているのをご存知ですか?釘隠し(くぎかくし)や引き手など、目を凝らさないと気づかないほど細部にそっと忍ばされた意匠。あからさまに主張しないその慎ましさは、まるで邸宅の中に仕掛けられた「秘密の宝探し」。一つひとつ見つけるたびに、当時の職人や設計者の遊び心に直接触れたような、小さな高揚感に包まれます。

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おすすめの過ごし方

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視点を切り替え、

自分の感性をアップデートする。

  • 01

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    かつての賓客を迎えた、
    洋館の圧倒的な存在感

    メインホールへ足を踏み入れた瞬間、高く広がる天井が開放感をもたらし、非日常の世界へ引き込まれます。職人技が光る重厚な木彫柱に対し、傍らの螺旋階段には支える柱が一本もありません。そんな驚きの構造を、当時の富の象徴だった巨大な鏡や、繊細な意匠のヒーターが彩ります。最高水準の技術が形作った不思議な空間で、往時の華やかな社交場のリズムを感じながら、贅沢なひとときを満喫できるはずです。

    かつての賓客を迎えた、洋館の圧倒的な存在感
  • 02

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    「和」の概念を塗り替える、
    ユニークな空間美

    和館へと進むと、空気は一変します。茶室のような軽やかな「数寄屋造り」の意匠から、舟の底を思わせる「舟底天井」の趣のある通路を抜け、格調高い「書院造り」の大広間へ。異なる様式がシームレスに混じり合う不思議な空間は、ただ歩を進めるだけで、私たちが抱く「和」の固定観念を心地よく塗り替えてくれます。形式に縛られないモダンで自由な感性に触れるうちに、和の持つ多様な表情に気付かされるはずです。

    「和」の概念を塗り替える、ユニークな空間美
  • 03

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    「和と洋」が響き合う、
    庭園のプロムナード

    洋館のベランダからは優雅な「洋」を、和館の縁側からは静謐な「和」を。邸内からは、緻密に計算された二つの庭園風景を特等席で愉しめます。中を満喫したあとは、広大な芝庭の散策へ。視点を変えるだけで自分のモードまで切り替わる、ここだけの散策体験。歩き疲れたら庭園の奥に佇むサービスセンターでひと休み。季節の風に吹かれ飲み物を手に過ごすひとときが、日常で凝り固まった感性を心地よくほどいてくれるでしょう。

    「和と洋」が響き合う、庭園のプロムナード
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その場所の物語

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心を尽くして客人を迎える、

もてなしの美学。

ここは日常の住まいというより、岩崎家が大切な客人を迎えるための、迎賓館としての役割を担っていました。
年に一度の岩崎家の集まりや、外国人をはじめとする賓客を招いてのもてなしの舞台。
私的な接遇の場でありながら、その造りは訪れる者を魅了する華やぎに満ちています。
メインホール中央に鎮座するのは、優美な螺旋階段。異国から取り寄せた巨大な鏡や、館内に配備された15もの暖炉
――その一つひとつが異なる装飾を纏い、訪れる者を迎えます。
徹底したディテールへのこだわりは、客人を圧倒する華やぎと、心から喜ばせたいという細やかな心遣い。
それは、訪れる人を心から満たそうとする、もてなしの美学のあらわれだったのではないでしょうか。

ここは日常の住まいというより、岩崎家が大切な客人を迎えるための、迎賓館としての役割を担っていました。年に一度の岩崎家の集まりや、外国人をはじめとする賓客を招いてのもてなしの舞台。私的な接遇の場でありながら、その造りは訪れる者を魅了する華やぎに満ちています。メインホール中央に鎮座するのは、優美な螺旋階段。異国から取り寄せた巨大な鏡や、館内に配備された15もの暖炉――その一つひとつが異なる装飾を纏い、訪れる者を迎えます。徹底したディテールへのこだわりは、客人を圧倒する華やぎと、心から喜ばせたいという細やかな心遣い。それは、訪れる人を心から満たそうとする、もてなしの美学のあらわれだったのではないでしょうか。

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岩崎家の人物紹介

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「公」を敬い、

「私」を律した実直な生き方。

岩崎 久彌

岩崎久彌

(三菱第三代社長)

「社交の舞台」として完璧な洋館を整える一方で、自分自身は家族と過ごす質実な「和館」での暮らしを愛した久彌。彼は常に「物事の本質」を見極めることを重んじたのでしょう。見せかけの華やかさに惑わされず、自ら現場へ足を運び、農牧業の振興など日本の土台を支える事業に心血を注いだ実直な生き方。公の責任を完璧に果たしながら、私生活ではどこまでも誠実であり続けたであろう彼の品格は、今もこの場所に静かに息づいています。

日常を、より鮮やかに、

より丁寧に。

ゲストを丁重に迎えるための「公」の洋館と、家族と質実に暮らす「私」の和館。
役割を全うしようとする剛毅な姿勢と、静かな素顔。

この鮮やかな二面性は、日々を懸命に生きる現代の私たちにも、どこか重なるものがあるのかもしれません。

立場を弁え、場を整える。
そんな久彌の静かな気概に触れたとき、あなたの中にはどんなメッセージが届くでしょうか。

アクセス

旧岩崎邸庭園

東京都台東区池之端1-3-45

  • 東京メトロ千代田線「湯島」(C13)1番出口より徒歩3分 (※ベビーカー、車いすの方は3番出口のエレベーターをご利用ください)

  • 東京メトロ銀座線「上野広小路」(G15)より徒歩10分

  • 都営地下鉄大江戸線「上野御徒町」(E09)より徒歩10分

  • JR山手線・京浜東北線「御徒町」より徒歩15分

インフォメーション

開園時間:

午前9時~午後5時 (入園は午後4時30分まで)

※イベント開催期間など時間延長が行われる場合もあります。

入場料:

  • 一般 400円

  • 65歳以上 200円

  • 小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料

駐車場:

  • 車椅子や障がい者の方専用の駐車スペースが1台分あります。

  • その他の車両については、近隣の公共駐車場をご利用ください。

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