岩崎久彌

(三菱第三代社長)

岩崎 久彌

所蔵:三菱史料館

実直に「本質」を求めた、静かなる守護者

三菱の三代目社長として組織の礎を築き、一線を退いた後は、広大な農牧業の振興に情熱を注いだ人。彼にとって農場は単なる事業ではなく、自然と共生しながら理想の社会を追求する、大切な場所でした。派手な表舞台よりも、土を耕し、本を読み、物事の「正しいあり方」を追求することを重んじた生涯。ゆかりの地に流れる、背筋が伸びるような、けれど温かい「筋の通った心地よさ」は、彼の誠実な生き方そのものです。